黒田硫黄 「新装版 大日本天狗党絵詞」 3巻

私はシノブ　片仮名でシノブ
呼ばれる名があれば　それでたりるよ

居場所がないのは天狗の常よ

居場所？ない？
居場所はあるぞ　私もお前も　今　ここに居るぞ
自分で自分が居ないとは思えないだろう

新装版 大日本天狗党絵詞(3) (アフタヌーンKC)

１巻を読んだころは、ここまで終末を描く漫画になるとは全く想像がつかなかった。話が進むに連れてすごみを増す絵の構図。特に最終話は奇跡的な構図の連続。シノブ、しのぶ、師匠、教授、としのり、平良井・・・最高にかっこよく描かれていた。ラスト2,3話を読んでいる時の高揚感は、なかなか味わえるものではない。超おすすめ！