大和和紀 「はいからさんが通る」 1巻

今までつまんない意地なんかはっててごめんなさい
ほんとうはあたしもあなたのこと好きだったんです
どうぞ一日も早くお帰りになって……

はいからさんが通る(1) (講談社漫画文庫)

はいからさんが通る(1) (講談社漫画文庫)

ある人に「ガラスの仮面」が面白かったと言ったところ、それに並ぶ少女漫画の金字塔ということで「はいからさんが通る」と「ベルサイユのばら」をオススメされました。
はいからさんが通る」は35年も前の漫画で、大正時代を舞台にした恋愛ものの作品です。連載からこれだけの時間が経っても、今なお女の子がかわいく見えるのはすごい。そして「ガラスの仮面」同様、ショック時の白目も健在。
さて、前半は正直少女漫画特有のテンポというのでしょうか(ギャグの時に適当な絵柄になるとかそういうの)、それに慣れず、また全部出来レースのように思えてしまったのですけど、後半からだんだん主人公の紅緒がかわいく思えてくる。お皿のシーンで完全に惚れます、名シーンだと思います。