小林銅蟲 「小林銅蟲ランド」 1巻


【模索舎store】 ●小林銅蟲ランド (1)


小林銅蟲って誰?」と思われる方には「ねぎ姉さんの人」と言ったほうがよいかもしれない。
ねぎ姉さん10^3」に続く単行本第2弾。


お値段は1000円でボリュームは100ページ強。僕は送料が500円かかってしまったのでちょっと割高感。
本書は半分ほどをおなじみの「ねぎ姉さん」が占める。最近は500話ぐらいまでよりも全然わからない感じになってきてる。「ねぎ姉さん」は9割方わからないんだけど、たまにすごい爆弾がある。で、読んだ時に元ネタとかコマの繋がりとか咀嚼しないまま通過してしまうので、ある程度時間を置くとまた読む、その繰り返しをしているうちになんだか面白くなってくるというサイクルで楽しんでます。今回は1052話が大好き。
さて、本書には「ねぎ姉さん」でずっとやってきた4コマだけでない普通のページ漫画が2つ収録されている。1つはwebで公開されているカンパ説明漫画こと「まんが道なき道」。本書中で一番好きなのがこの話で、web上でも何度も何度も読み返した。これもエッセイ漫画に入るのだろうか?でも精神科とかクスリとかあって、正直怖い。読んでいてちょっとひくぐらい怖い。怖いんだけど、ずっと4コマの「ねぎ姉さん」を読んでいた僕は、この作品で初めて小林銅蟲という人の書いた「大ゴマ」を見た。よくわからないドロドロとした幻想的な大ゴマがとっても魅力的で、内容にはらはらしつつ何度も読んでしまう。62ページのラストとか、独特すぎるエロ表現は必見。
もう1つのページ漫画「8月ムゲン」は描きおろしかな?後半部の展開がわからない・・・!ねぎ姉さん以外の女性キャラが見れて新鮮でした。ここでもやっぱり大ゴマの綺麗さが魅力的。91ページすごい。


キューブリックが監督した「2001年宇宙の旅」という映画があるんですが、あれは内容はまったくわけわかんないけど、とにかく映像がきれいで、「内容はよくわからないけどもう1回見てみようか、絵きれいだし」と思える。そういう方向性に行ってくれたら、僕としてはますます楽しいかな、なんて勝手なことを思った。


勢いでいろいろ書いてみたけど文章のわかりにくさがひどい。