再会・スカイツリー・雷門

現在僕は絶賛就職活動中で、住んでいる会津若松よりも東京にいる方が長いぐらい、ずっと東京にいる。いや、実際は友人Yの家である神奈川に泊めてもらっている。
会津若松と東京間の移動は主に高速バスを使っている。距離の割に2200円とかなりリーズナブルなのだ。そのバスでの移動中、首都高の辺りでいつも建設中の東京スカイツリーをみては、不気味さを覚えていた。石田衣良「ブルータワー」を思い出す。「ブルータワー」は、進化したインフルエンザが蔓延して、高さ2kmの超高層ビルの中でしか人が生きられなくなってしまった、200年後の未来の話である。スカイツリーはまだ建設中で、どこまで伸びて行くか分からない怖さが僕の中にはあったのである。そんな気持ちもあり、あるとき「スカイツリーを間近で見よう!」と決めた。建設中の、しかも展望台もない今だからこそ、「どこまで伸びるか分からない」感を一番味わえると思った。
金曜日に「明日スカイツリー見に行くよ」と友人Yに話したところ、「じゃあ行くー」ということで一緒に行くことに。さらに大学の卒業以来会っていない友人Mも来ることになった。
かくして土曜日、3人は集まった。友人Mとは1年ぶりの再会だったが・・・何ひとつ変わっていない!それ以上に僕が変わっていないんだけど。奇しくも3人とも「ブルータワー」を読んだ面々である。(というか僕が2人に押し付けた。)
押上駅から降りて少し歩くと、スカイツリーがいきなり現れた。でかい!僕はすごくはしゃいでいた。一番近くまで見えるところまで歩く。最初はわーわー言っていたが、近づくに連れて本当にでかいということに圧倒される。

なんだこれは。これがまだ半分の高さもできていなくて、これから倍になることが到底信じられなかった。僕は高所恐怖症なので、展望台にいったら下が見れないと思う。しかし、とにかくそのスケールを感じることができてすごく満足だった。(写真だと全然伝わらんなぁ・・・)
しかし、これでじゃあ帰ろうかというのもさすがに味気なさすぎる。特にその先の予定は考えていなかったけど、せっかくだから雷門が見たい、ということで浅草へ。雷門で写真を撮り、仲見世で人形焼やらあげまんじゅうやらをもりもり食べ歩くという修学旅行生みたいなことをした。そういえば浅草寺でおみくじを引いたな・・・僕→凶、友人Y→小吉、友人M→凶という結果。過半数が凶である。ダメグループだった。即座に結び存在を忘れる。あんなものはなかった。
その後さらに秋葉原へ。特に目的もなく、ヨドバシカメラドン・キホーテまんだらけソフマップなどを物色。僕はヨドバシカメラで2×2と4×4のルービックキューブを、まんだらけ安倍吉俊「an omnipresence in wired」を買った。最近金遣いが殊の外荒い自分である。韓国料理屋で赤いものを食べるなどして帰った。いかにも休日!といった感じで良かった。


ブルータワー

ブルータワー

An omnipresence in wired 『lain』 画集

An omnipresence in wired 『lain』 画集