野村亮馬 「ベントラーベントラー」 2巻
地球人が……外星人に接する際…大別して三種類のパターンがある
一つは見世物の珍獣に対するように接してくる人
もう一つはある種の超越者と勘違いして何らかの恩恵を期待してくる人
あとはさして特別視せず比較的素で接してくる人…
- 作者: 野村亮馬
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/10/23
- メディア: コミック
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1巻では外星人と人間がうまいことやっている世界観が描かれていたが、この巻では必ずしもそれだけではない、厄介な存在として「セルマ」というキャラクターが描かれている。最高にうさんくさい。
今までは比較的協力的だったクタムとセルマがいがみ合うが、人間側としてはどちらを信用していいのか分からないのが難しいところ。生物による価値観の違いという観点が面白い。
引用したセリフはとても気に入りました。あなたは自分で何番になると思いますか?3番と答えたくても、結局は知らず知らずのうちに1番になっているのではないですか?外星人は現実にはいませんが、町の中で足や手が不自由な方をどういう目で見ていますか?