安倍吉俊 「リューシカ・リューシカ」 1巻

リューシカはリューシカをみている
リューシカはリューシカをみている
おまえはわたしをみている？
わたしはおまえをみているよ
わたしはせかいのなかにいる
わたしはせかいをみている
みんなせかいのなかにいる
みんながせかいをみている
みんなおなじせかいをみている
みんなちがうものをみている

リューシカ・リューシカ 1 （ガンガンコミックスONLINE）

読み始めて最初はあずまきよひこ「よつばと！」に似ているかな？と思ったのですがとんだ思い違いでした。「よつばと！」はあくまで客観的で現実的な世界を描いていますが、この作品の場合はもっとぐにゃぐにゃで幻想的です。その2「そこにたっているもの」とか、その3「ないているの？」が特に象徴的な気がして好きです。濡れてるメガネを見て泣いているなんて想像力、昔は持っていたのかな？昔すぎてわからない。
ていうかもう理屈とかどうでもよくて、みんなちょうきれいな ちょうゆうやけをみて ちょうたのしくなればいいと思う。
そして、みんな大好き糞先生！巻末の糞対談だけでも僕は買ってよかった。1冊まるごと糞対談出てくれないかなあ。