黒田硫黄 「黒船」
むこうは青空なのに雨ふってるし間違っとるよこんな夏
それは大気が不安定だからあ
ねえこのまんまさあ
このまんまプイとどっか行って身ひとつで 生きてくの
……ほう
それで?
ん―――
勉強はする一応 受験生だし
どこで
ん――遠い町
あー んー 遠い町でたまたま知り合った人と安吾の話でもり上がって 2人で堕落すんのもいいな
立ててもいない計画について考えると 世界でたった一人だけのような
宙ぶらりんで糸が切れたら飛んでくような感じになる
- 作者: 黒田硫黄
- 出版社/メーカー: イースト・プレス
- 発売日: 2001/10/01
- メディア: コミック
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わたしのせんせい
海に行く
トゥー・ヤング
鋼鉄クラーケン
自転車フランケン
年の離れた男
ナイト オブ ザ リヴィングデッド
課外授業
肉じゃがやめろ!
最近どうよ?
象の股旅
さらばユニヴァース
今まで黒田硫黄の作品は「セクシーボイスアンドロボ」「大日本天狗党絵詞」「あたらしい朝」と読んできて、知った気でいたのですが、まだまだ底が深い黒田硫黄が見えた1冊でした。「鋼鉄クラーケン」の船の圧力とか、「象の股旅」の異国感と最後の寂しさとか、「肉じゃがやめろ!」は作者は絵もうまい上に料理もすごいのかよ!と思ったり、そして「わたしのせんせい」は車の中のパンツはくシーンがエロすぎ!
で、なんだかんだあって「海に行く」とか「自転車フランケン」とかの「んで?w」っていう適当な短編が好きなのです。女の子がかわいいし!w「セクシーボイスアンドロボ」が好きなら気に入ると思います。