羽海野チカ 「3月のライオン」 1巻

プロになるということは止まらない列車に飛び乗るようなものだ
もう二度と降りる事はできない
―――負けて転がり堕ちるまでは……
この小さな将棋会館の中で
気が遠くなる程の勝ったり負けたりを繰り返すのだ
「負けたくない」と喘ぎながら……

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

3月のライオン (1) (ヤングアニマルコミックス)

将棋を題材にした漫画といって思い浮かぶのは「月下の棋士」「聖」「しおんの王」「ハチワンダイバー」などでしょうか。「ハチワンダイバー」以外はまっとうに将棋会館を舞台にしているので、もう絵の中に「将棋会館」って字が出てなくてもわかるようになってしまいました。
トラウマ持ちの将棋が強い主人公がいろいろ悩みながら、というおはなしです。これから他の将棋漫画とどのように差別化をしていくかが見ものですね。